米中貿易摩擦に翻弄された1ヶ月!8月のトレードのまとめ

9月1日

8月は前月末に実施されたFOMCの結果を受けてのスタートとなりました。FOMCでは米金利を25ベーシスポイント引き下げることが決定され、市場の反応は株式市場は下落、ドル円は上昇しました。が、翌日、突然の大幅な下落に見舞われました。要因はトランプ大統領が対中関税を発表したことにより米中貿易摩擦の再燃が懸念されたためです。米中貿易摩擦は解決まではいかなくとも改善の方向に進展していたように思えましたが、ここにきて再燃となりました。以降、米中貿易摩擦の長期化の懸念から続落が続きましたが、中国が人民元の安定化に向けて動くとの発表で一気に米中貿易摩擦の悪化懸念が後退しました。しかし、急騰は一時的なもので、米国債の長短利回りが逆転すると景気後退の懸念が広がり突如大暴落しました。これ以降も8月は米中貿易摩擦を要因として急騰・急落を繰り返してきた1ヶ月となりました。
積立FXの8月の取引状況をチャートでまとめましたのでご覧ください。

赤いバーが日々の購入単価、青いラインが8月の平均購入価格の推移です。
月初は109円台だったドル円は8月2日の急落で一気に107円台、週明け8月5日にはさらに106円を下回る下落となりました。そして8月は105円後半から106円台で変動する展開に。一方、積立FXでの平均購入単価(青いライン)を見ると、109円台から106円台に下落後、106円台を維持して推移しました。しばらくの間は購入価格(赤いバー)が平均購入価格(青いライン)を下回る状況が続いており、8月単独の損益がマイナスで推移しておりましたが、最終取引日(8月30日)にプラス転換し、単月の損益ではプラスになりました。ただ、月初にドル円が暴落したことで、トータル損益はマイナスとなりました。
いよいよ来週から9月に入り、夏休みが明けて本格的に市場が動き出します。米中貿易摩擦の懸念は引き続き残っているものの直近では堅調に推移しております。また、本日より米国の対中国関税率が引き上げられますので9月最初の取引には注目が集まります。

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